RIP SLYMERIP SLYME(リップスライム)は、4MC+1DJで構成される日本のヒップホップグループ。田辺エージェンシー所属。Dragon AshやKICK THE CAN CREWとともに、日本のメジャーシーンにおけるヒップホップの浸透に大きく貢献したグループである。 インディーズの頃はFILE RECORDSから作品を発売し、メジャー以降はワーナーミュージック・ジャパンから作品を発売している めんばー ・RYO-Z (リョージ、1974年7月15日 - ) 本名:成田 亮治(なりた りょうじ) 東京都出身。AB型。MC担当。初期メンバーの1人。 2005年にはTERIYAKI BOYZに参加。また「O・T・F(オシャレ・トラック・ファクトリー)」として、FUMIYAと共にHALCALIのプロデュースも手がけている。 別名 ZEEK(ズィーク)。かつては"RYO-G"という名前を使っていた。 2006年の2月に一般人との結婚をした。 ・ILMARI (イルマリ、1975年6月17日 - ) 本名:荻原 恵介(おぎはら けいすけ) フィンランド,ヘルシンキ出身。A型。日本人とフィンランド人のハーフ。MC担当。初期メンバーの1人。名前の由来は、フィンランドでのミドルネームが"イルマリ"であることから。 2001年に、Dragon Ashの降谷建志,スケボーキングのSHIGEO,BOTS等と共に"Steady&Co."を結成。2004年には女性シンガーSalyuと共同制作で「VALON」をリリース。RYO-Zと同じく2005年にはTERIYAKI BOYZに参加。 かつては"ILLMARI"という名前を使っていた。 清泉インターナショナルスクール出身。 ・PES (ペス、1976年12月27日 - ) 本名:千葉 昌嗣(ちば まさつぐ) 東京都出身。B型。MC担当。初期メンバーの1人。名前の由来は、学生時代にRYO-Zが付けたあだ名(RYO-Zが飼っていた犬)、あるいは当時のRYO-Zが「何かPESっぽい」という理由から付けられたという例もあがっている。 趣味はゲームとサーフィン(サーフィンの腕は、RYO-Zには「ラップが趣味のサーファーか、サーフィンが趣味のラッパーかわからない」といわせるほど)。 別名PESSY(ペスィー)、PSY(ピーエスワイ) 小学生時代には何回もの転校を繰り返していた。それに関連してかリリックは孤独感を歌ったものが散見され、ユニットの明るい印象とのコントラストで人気を得ている。 ILMARIと同じ清泉インターナショナルスクールに一学年下で通っていた。卒業したかどうかは不明。自称「小卒」 ・(スー、1973年11月20日 - ) 本名:大槻 一人(おおつき かずと) 神奈川県出身。O型。MC担当。名前の由来は、本名の「一人」を縦書きで書いたものを「ス」と読み違えられたことから。地声は普通だが、ラップの時は低い。ラップのパートに下ネタが入る確率が多い(例:おっぱい ケツの穴)EAST ENDのバックダンサーを務めていた。 EAST END×YURIがNHK紅白歌合戦に出場した時に、バックでダンスを披露していた。 RIP SLYME加入前にはFUMIYAの兄などと共に"MELLOW DOWN"というグループを結成していた。 ・FUMIYA (フミヤ、1979年3月14日 - ) 本名:竹内 文也(たけうち ふみや) 神奈川県出身。A型。DJ担当。 兄TAKEがEAST ENDのバックダンサーをしていたことがきっかけでDJを志す。EAST ENDのDJ YOGGYの弟子。SPEED、DA PUMP等のツアーDJを経験。また、数多くのアーティストの楽曲提供やREMIXを手がけている。 メジャーデビュー後のRIP SLYMEにおいて、数々の名曲のトラックを手掛けた、RIP SLYMEに欠かせない存在。 2004年9月23日にJOINTにコーラスで参加していた女性と結婚。 2005年6月16日から自律神経失調症の療養のため一時休養、2006年6月3日に全国ツアー内で今秋の復帰を発表。2006年10月13日のミュージックステーションでテレビ復帰。 来歴 1994年8月、RYO-Z, ILMARI, PES, DJ SHOJI, DJ Shigeの3MC+2DJにて結成。グループ名の由来は、初期メンバーであるRYO-Z, ILMARI, PESの頭文字を取り、それに当時流行していた玩具「スライム(SLIME)」の綴りを変えた"SLYME"を組み合わせた物。 同年12月に「YOUNG MCS IN TOWN 新人ラッパーコンテスト」で優勝。 インディーズ時代 ・1995年、アルバム「Lip's Rhyme」でデビュー。 ・1996年、DJ SHOJI, DJ Shigeが脱退。事実上DJが不在になる。 ・1997年、DJ FUMIYAが加入。3MC+1DJの形態になる ・1998年、アルバム「Talkin' Cheap」を発売。 同アルバムに収録されている曲"Searchin'"でのコラボレーションを切っ掛けにSUが加入。現在の4MC+1DJの形態となる。 ・1999年、Dragon Ash主催のTMC (Total Music Communication)ツアーに誘われ参加。それがきっかけで「田辺エージェンシー」から声を掛けられ、所属した。(TMCには2000年も引き続き参加した) メジャー時代 ・2001年3月22日、シングル「STEPPER'S DELIGHT」でメジャーデビュー。 同年、メジャー1stアルバム「FIVE」を発売。 ・2002年7月24日、2ndアルバム『TOKYO CLASSIC』を発売。初のオリコン初登場首位、その後2週連続で首位を保つ快挙を達成した。ミリオンセラーとなる。 同年10月、ヒップホップグループのキングギドラがリリースしたアルバム『最終兵器』内の楽曲「公開処刑 feat. BOY-KEN」でK DUB SHINEに批判された(後の2004年8月、「blast」誌上のK DUB SHINEのインタビューでもう批判はしない、といった意の発言をしている)。しかしその後同年11月にRIP SLYMEが作った曲「BLUE BE-BOP」のPV内にて「THANK YOU FOR YOUR KIND ADVICE AND SUPPORT!(意:親切な忠告とサポートをありがとうございます)」との表現があり、これが「公開処刑 feat. BOY-KEN」に対するアンサーではないかとファンの間で話題になった。 ・2003年7月16日、3rdアルバム『TIME TO GO』をリリース。2作連続オリコン初登場首位となった。 ・2004年11月3日、4thアルバム『MASTERPIECE』をリリース。オリコンウィークリーチャート2位。 同年、世界的に有名なサッカープレイヤー"ロナウジーニョ"の指名で、2001年に発表した曲「STEPPER'S DELIGHT」がNIKE FOOTBALLの東アジアCMソングに抜擢された。 「STEPPER'S DELIGHT」のリミックスバージョンが作られ、それが東アジア中にCMと共に放送された。このCMに使われた曲は、後に発売されるベストアルバム「グッジョブ!」内に「STEPPER'S DELIGHT (TRICKY REMIX)」(初回限定盤のみ)収録された。 ・2005年8月31日、初のベストアルバム「グッジョブ!」をリリース。2003年発売の「TIME TO GO」以来およそ2年2ヶ月ぶりのオリコン初登場首位を獲得。 同年12月に、グッジョブ!CHRISTMAS EDITIONもリリース。 ・2006年1月25日、11枚目のシングル「Hot chocolate」をリリース。カップリング曲には"RIP SLYME vs HOTEI"名義で、ロックミュージシャンの布袋寅泰とのコラボレーションによる「FUNKASTIC BATTLE」を収録。(「MTV TOYOTA MASH UP PROJECT」の一環として作られた曲であり、マッシュアップという手法で布袋の「BATTLE WITHOUT HONOR OR HUMANITY」とRIP SLYMEの「FUNKASTIC」をミックスしている。) 布袋バージョンの「BATTLE FUNKASTIC」は、"HOTEI vs RIP SLYME"名義で同日リリース。トヨタ・bBのCMソングに起用された。 同年7月5日に、ロックバンド"くるり"とのコラボレーションシングル「ラヴぃ」「Juice」を発売。それぞれ「リップスライムとくるり」「くるりとリップスライム」名義で、シングルを発売した。 8月25日、公式サイトにてFUMIYAの復帰シングル「ブロウ」と5thアルバム「EPOCH」のリリースを発表した。 でぃすこぐらふぃー シングル インディーズ 1.白日/真昼に見た夢(1996年12月28日) 2.FADE AWAY/AT THE LOUNGE(1998年2月6日) 3.TONES/風に吹かれて(1998年8月22日) 4.UNDERLINE No.5 [LP](2000年5月13日) 5.UNDERLINE No.5 [CD](2000年7月28日) 6.UNDERLINE No.5 REMIXIES(2000年9月14日) 7.マタ逢ウ日マデ(2000年11月23日) 8.白日XXX(2001年8月30日)- インディーズ時代のシングル「白日/真昼に見た夢」の再発 メジャー 1.STEPPER'S DELIGHT(2001年3月22日) 2.雑念エンタテインメント(2001年6月27日) 3.ONE(2001年10月11日) 4.FUNKASTIC(2002年3月27日) 5.楽園ベイベー(2002年6月26日) 6.BLUE BE-BOP(2002年11月27日) 7.JOINT(2003年6月18日) 8.Dandelion(2004年3月17日) 9.GALAXY(2004年7月7日) 10.黄昏サラウンド(2004年10月6日) 11.Hot chocolate(2006年1月25日) 12.ブロウ(2006年10月25日) 1.BATTLE FUNKASTIC(2006年1月25日)- HOTEI VS RIP SLYME名義で発売 2.Hey,Brother(2006年4月26日)- 映画『間宮兄弟』のコンセプトシングル 3.ラヴぃ(2006年7月5日)- くるりとのコラボシングル。"Juice"と同時発売 4.Juice(2006年7月5日)- くるりとのコラボシングル。"ラヴぃ"と同時発売 アルバム インディーズ 1.Lip's Rhyme(1995年10月21日) 2.talkin' cheap(1998年2月21日) 3.YAPPARIP(2003年10月10日)- ベストアルバム メジャー 1.FIVE(2001年7月25日) 2.TOKYO CLASSIC(2002年7月24日) 3.TIME TO GO(2003年7月16日) 4.MASTERPIECE(2004年11月3日) 5.グッジョブ!(2005年8月31日) 6.EPOCH(2006年11月29日) |